奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

企業研究所訪問探求ツアー【第20回トップ座談会】を開催(2018/03/27)

 奈良先端科学技術大学院大学キャリア支援室では、平成30年3月27日(火)、「企業研究所訪問探求ツアー」をトップ座談会の一環として開催しました。今回のイベントは、民間企業における研究開発体制を実感することを目的としたもので、訪問先は、大阪府摂津市にある株式会社カネカ大阪工場です。工場だけではなく先端研究を推進する研究開発部門もあり、当日は、本学の学生と教職員あわせて8名が参加しました。

 はじめに、株式会社カネカの概要、研究開発の取り組み内容などの説明を受け、構内見学として発泡性樹脂射出成型装置などを見学しました。次に、常務理事でR&D企画部長の古川直樹氏より、ご講話をいただき、その後、座談会を実施しました。

 古川氏は、『地球環境と人々の豊かな生活への貢献』というビジョンのもと、株式会社カネカにおける様々な取り組みを具体的な事例を挙げながら説明されました。若手研究者に期待することとしては、「未来を切り拓く新たな価値」の創出に向けた考え方と姿勢を常に持つことが示され、参加者との活発な質疑応答が行われました。

 また、懇談会では、 本学修了生2名を含むカネカの若手研究者3名も加わり、大学と企業との研究に対する考え方の違いや、企業における日常生活などについて、有意義な意見交換が行われました。

 参加者からは、「高い専門性と広い視野に加え、自ら課題設定して取り組んでいくことの重要性を学んだ」、「普段見られない企業の内側の見学や幹部のお話が、今後の自身のキャリア検討に役立った」、「企業説明会ではわからない企業の風土や研究者個人の価値観を聞くことが出来た」などのコメントが寄せられ、今回のイベントも、参加した学生のキャリアビジョンの検討を促す有意義な体験となったことが伺えます。キャリア支援室では、今後も学生のキャリア形成に資するイベントを継続的に実施していく予定です。

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