奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション博士人材キャリアアップセミナー「研究者のためのストレス・マネジメント」を開催(2014/08/25)

平成26年8月25日(月)、博士人材キャリアアップセミナーの一環として「研究者のためのストレス・マネジメント」を学際融合領域研究棟2号館2階セミナー室において開催しました。

研究活動において高いパフォーマンスを持続するには、ストレスのコントロールが必要不可欠です。そこで、キャリア支援室では、県立広島大学の原田淳教授に講師を依頼し、ストレス・マネジメント技法を修得するためのセミナーを実施しました。

当日は、博士後期課程学生を中心に、特任助教や博士研究員を含む計12名が参加しました。セミナーの前半では、ストレスのメカニズムやストレス・マネジメントの必要性に関する講義が行われ、後半では、身体の動きと呼吸を同調させることでゆったりした心理作用をもたらす「ブリージング・エクササイズ」、 緊張と弛緩を意識化することによって自律神経のはたらきを整え深い休息をもたらす「アイソメトリック運動」、心身を落ち着かせる呼吸法等の技法に関する実習が行われました。ひとつひとつの技法について原田教授が実演を交えながら解説し、参加者も、それら技法の実践を通して効果を体験しました。

セミナーの前後に参加者のストレス反応(SRS-18)を測定し、「抑うつ・不安」、「不機嫌・怒り」、「無気力感」について、参加者の平均値を受講前後で比較したところ、いずれの項目についても、受講後に平均値が減少していることを確認できました。また、参加者からは、「少しの時間取り組んだだけで 効果が感じられたので、これからも毎日少しずつ続けていきたい」、「職場で実践していきたい」等の感想が寄せられました。これらの結果から、今回のセミナーが、参加者のストレス・マネジメント力を向上させるために有効であったことが伺えました。

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