奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション「第1回キャリアデザイン講演会~企業で活躍する博士人材~」を開催(2014/09/03)

平成26年9月3日(水)、本学バイオサイエンス研究科大講義室においてキャリア支援室「第1回キャリアデザイン講演会~企業で活躍する博士人材~」を開催しました。

今回の講演会は、本学博士後期課程修了後、民間企業に勤務するOBを講演者として迎え、民間企業における博士人材の活用状況等について把握することを目的として開催されたもので、当日は、学外者15名を含む65名の来場がありました。

はじめに、本学キャリア支援室の菅澤貴之キャリア・アドミニストレーターから開催挨拶があり、その後、情報科学研究科OBである榎本瑞希氏(MathWorks Japan テクニカルコンピューティング部)の講演が行われました。 榎本氏は、博士研究員から民間企業に転職した経験から、大学院生活を通して得たスキルや経験が、アカデミック、ノンアカデミックを問わず、その後の仕事の様々な場面で役立っていること、さらに、自身のキャリアを切り開くためには、 専門分野にとらわれることなく他分野にも興味を持ち、進んで学ぶ意欲が大切であると述べました。

続いて、バイオサイエンス研究科OBである宮井雅史氏(株式会社資生堂リサーチセンター新領域研究センター先端領域研究グループ)は、企業規模やイメージに惑わされず主体的に就職活動を行うことの重要性を説き、 物質創成科学研究科OBである加藤真悟氏(アピ株式会社技術開発部本巣技術開発課)は、営業職として入社後、中国法人に出向し新規事業に従事した経験から、専門性の高いリサーチ能力やプレゼンテーション力といった 博士後期課程で培われたスキルは、非研究職でも活かされる博士人材の強みであると参加者に訴えかけました。

最後に、片岡幹雄キャリア支援室長から本学における人材育成及びキャリア支援の方向性が示されました。いずれの講演でも終了予定時間を大幅に超過するほど、熱心に質疑応答が行われ、博士人材のキャリア形成に対する関心の高さを垣間見ることができました。

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