奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション第9回トップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催(2015/09/04)

平成27年9月4日(金)、本学事務局棟大会議室において、今年度第2回(通算9回目)となるトップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催しました。

この座談会は、本学にキャリア支援室が設置された平成25年度から継続的に実施しており、企業の取締役などのトップマネジメント経験者を講師に迎え、企業が博士人材に対して求める資質や企業におけるリーダーシップのあり方、研究開発の現状などについて、学生、ポストドクターをはじめとした参加者が講師と率直に意見交換や質疑応答を行い、企業における博士人材のキャリアパスについて理解を深めることを目的としています。

今回の意見交換会には、日産自動車(株)のフェローの久村春芳氏を講師に迎え、3研究科から計7名の学生が参加しました。

まず、久村氏から、研究開発プロセスといった日産自動車(株)のR&D体制について、「Orchardコンセプト」という枠組みに基づき企業ビジョンや具体的な事例を交えながら解説が行われました。続いて、学生時代のサークル活動と就職活動の関係、入社後のキャリア等について詳細な紹介があり、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを参加者に説きました。

意見交換会の場で、適宜受け付けた質疑応答では、「日産自動車(株)の採用方針」、「入社後の人事ローテーション」といったものから、「水素燃料を普及させるための条件」、「自動運転技術の現状と課題」といったものまで、参加者から幅広い質問が投げかけられ、久村氏からは、それらの質問のひとつひとつに対して、厳しくも温かみのある的確な回答が提示されました。

座談会終了後に配付・回収されたアンケートには、「社会に貢献するために自分という人間がどうあるべきかという点においてかなり参考になりました」、「想像していた民間企業の研究所イメージとの差異が発見でき良い経験でした」等の感想が寄せられました。これらの感想から、今回も過去の意見交換会と同様に、参加者の視野を広げるために貴重な体験となりました。

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