第11回トップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催(2015/12/17)
平成27年12月17日(木)、本学事務局棟大会議室において、今年度第4回(通算11回目)となるトップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催しました。
この座談会は、本学にキャリア支援室が設置された平成25年度から継続的に実施しており、企業の取締役などのトップマネジメント経験者を講師に迎え、企業が博士人材に対して求める資質や企業におけるリーダーシップの在り方、研究開発の現状などについて、学生、ポストドクターをはじめとした参加者が講師と率直に意見交換や質疑応答を行い、企業における博士人材のキャリアパスについて理解を深めることを目的としています。
今回は(株)日立システムズ常務執行役員の山中大三郎氏を講師に迎え、博士後期課程学生、博士研究員を中心に外国人留学生2名を含む10名が参加しました。太田理事による山本氏の略歴紹介の後、山中氏から日立システムズの事業概要、ソリューション・サービス、山中氏がグループ長を務める社会インフラ事業グループの事業展開等について詳細な説明がありました。
当日の座談会では、太田賢司理事の司会のもと、随時、参加者との質疑応答が展開されました。「博士課程修了者に求めるスキル」から、「部門間での研究開発の連携性」、「新しいアイデアを生み出すために会社として工夫している点」といったものまで、多岐に渡る幅広い領域の質問が、参加者から山中氏に対して投げかけられ、それらの質問に対して、山中氏は自身の経験に根ざした回答を提示されました。
参加者からは、「現実に事業を展開していく中では、計画を立てる事も難しい局面があることを理解できました」、「普段は聞けない視点から企業の事業説明等を聞けて非常に有意義でした」等の感想が寄せられ、今回も参加学生・PDにとって、自らのキャリアを再考する貴重な経験となったことが伺えます。