「第4回キャリアデザイン講演会~企業で活躍するOB博士研究員から学ぶ~」を開催(2017/09/01)
平成29年9月1日(金)、昨年度に引き続き、本学物質創成科学研究科大講義室においてキャリア支援室「第4回キャリアデザイン講演会~企業で活躍するOB博士研究員から学ぶ~」を開催しました。
講演会の目的は、本学の博士後期課程を修了後、民間企業に勤務するOBを講演者として迎え、民間企業における博士人材のキャリアパスの現状等について認識を深めることにあり、当日は、学生及び教職員約30名の来場がありました(学外からの来場者も含む)。
本学キャリア支援室の林卓生特任准教授による開催挨拶ならびに趣旨説明にはじまり、その後、各研究科の博士後期課程修了のOB3名の皆さまの講演が行われました。
まず、情報科学研究科OBである伏田享平氏(株式会社NTTデータ)は、「研究とは現場や社会のため」との認識をしっかり持つことの重要性、「なぜ働くのか」との意識をしっかり持って、常に自己のキャリアビジョンを考え続けることの大切さを熱く語られました。
次に、バイオサイエンス研究科OBである仲谷豪氏(長瀬産業株式会社)は、「研究者として成長したい」との強い気持ちをもって、20歳代のうちに挑戦することの重要性、博士人材に求められるものとして、主体性、経験、社会性を身に着ける必要性を説かれました。
続いて、物質創成科学研究科OBである川部琢磨氏(ダイキン工業株式会社)は、学位取得という結果よりも、そのプロセスが重要であること、そこで学んだことが企業での研究活動に活かされていること、中でも議論を通じ人の交流を通じて視野を広げることを要請されました。
最後に、垣内喜代三理事・副学長(教育推進機構長)が、本日の講演者のお話から得た気づきを活かし、自分の目指す姿の実現に向けて研究活動をしっかり続けるよう参加者を激励し、今年度の講演会も盛会のうちに終了しました。