奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

「第5回キャリアデザイン講演会~活躍する博士OBから学ぶ~」を開催(2018/09/06)

 平成30年9月6日(木)、昨年度に引き続き、本学物質創成科学棟大講義室において、キャリア支援室「第5回キャリアデザイン講演会~活躍する博士OBから学ぶ~」を開催しました。

 講演会の目的は、本学の博士後期課程を修了後、社会で活躍するOBを講演者として迎え、博士人材のキャリアパスの現状等について認識を深めることです。これまでは企業で働く研究者を中心にお招きしていましたが、今回は、大学や公的研究機関で働くOBにもお越しいただき、会場には学生及び教職員約30名の来場がありました。

 本学キャリア支援室の林卓生特任教授による開催挨拶ならびに趣旨説明にはじまり、その後、各研究科の博士後期課程の修了生3名の皆さまの講演が行われました。

 まず、情報科学研究科OBである畑田和良氏(福岡大学)は、「いま思うこと~NAISTで過ごした日々と、大学教員になった現在について~」というタイトルで、自ら考え自ら行動すること、周囲の人とのコミュニケーションをとることの重要性を熱く語られました。

 次に、バイオサイエンス研究科OBである上田剛士氏(日東電工株式会社)は、「博士号を取得して本当に良かった」というタイトルで、博士としての企業での活躍の場を紹介され、研究人材のネットワークと自分自身の飽くなき挑戦心を持つよう要請されました。

 続いて、物質創成科学研究科OBである斉藤大志氏(大阪産業技術研究所)は、「経験値を稼いでキャリアパスに活かそう:博士課程を修了し公設試験研究機関に就職して」というタイトルで、自身のキャリアビジョンを長い目で考えることが重要である、"悩む"を"考える"に変えることで道は拓ける、と説かれました。

 最後に、林卓生特任教授が、「高い目標を掲げ周囲を巻き込んで挑戦し続けること、常に人や社会に貢献するという意識を持つことが大切である」と参加者を激励し、今年度の講演会も盛会のうちに終了しました。

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