奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室


 令和2年10月6日(火)本学において、キャリア支援室とNAIST同窓会の主催による「第2回NAIST同窓生講演会~博士OB・OGから学ぶキャリアデザイン~」を開催しました。
この講演会は、一昨年度までキャリア支援室が開催してきた「キャリアデザイン講演会」を、昨年度からはNAIST同窓会の支援を受け、名称も新たに実施したものです。

 この講演会の目的は、本学の博士後期課程を修了後、社会で活躍するOB・OGを講演者として迎え、本学学生と交流を図るとともに、博士人材のキャリアパスに興味のある学生や教職員の皆様にその現状等について認識を深めていただくことです。本年度は、初のオンライン開催となりましたが、教職員。修了生などあわせて55名の参加があり、清川同窓会会長による開催挨拶に続いて、各研究科を修了し、企業や研究所でご活躍の講師3名による講演が行われました。

 まず、情報科学研究科OBである欅惇志氏 (株式会社デンソーアイティーラボラトリ)は、『社会実装について 考えてみました』というタイトルで、大学にて助教をしていた経験と企業での研究者の経験を比較しながら、それぞれのメリットや研究の目的をわかりやすく伝えていただきました。

 次に、バイオサイエンス研究科OBである仲谷豪氏(長瀬産業株式会社)は、『博士号を活かして、企業で働く難しさと楽しさ』 というタイトルで、企業で研究者として働く楽しさや厳しさに加え、企業就職を目指す博士後期課程の学生に対して、学生生活を計画的に過ごす大切さを強く説かれました。

 続いて、物質創成科学研究科OBである加藤有香子氏(産業技術総合研究所) は、「経産省所管の研究所で働く人の話」 というタイトルで、今の産総研の概要紹介やキャリアパターンなどに加え、研究者としてのキャリアを積み重ねるために専門性を深めることと興味の範囲を広げることのお大切さを強調されました。

 最後に、教育推進機構長の垣内副学長より、「研究者としての価値観や存在意義はさまざまな形がある。今日のお話をきっかけに、研究者として自分がどういう方向を目指すのかをしっかり考えていってほしい」と参加者へ激励の言葉がありました。

ページトップに戻る