9月4日(月)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が支援する日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」の一環として、奈良女子大学附属中等教育学校の日本人高校生と同校に短期留学しているインドネシア、韓国、台湾、ウズベキスタン、ベトナムからの留学生を合わせた43名の生徒、および教員8名の計51名の一行が本学を訪れました。
この事業は、同校が受入機関として平成28年度から3年間、実施しているプログラムで、アジア地域の青少年を日本に短期留学生として招聘し、未来を担うアジア各国と日本の青少年が科学技術分野において交流を深めることを目的としています。今回は、最先端の研究に対する理解を深めることを目的として、同じ奈良にある本学を一行が訪れました。
教育連携部門の橋田力国際展開マネージャー、岩月淳子国際連携コーディネーター、広報渉外係員が一行を出迎えた後、本学の最先端の研究・教育や学生支援体制、活発な国際交流について、岩月コーディネーターが概要を説明しました。
続いて、生徒たちは、3つのグループに分かれて各研究科の研究室を見学しました。研究室の教員や大学院生の説明に熱心に耳を傾け、コンピューターグラフィックス(CG)を活用して仮想現実(VR)を表現した大学院生によるデモンストレーションや、分子生物学から見た様々な植物の代謝について理解を深め、また、スーパーコンピューターを応用した触媒反応のシミュレーションなど最先端の研究に触れることができました。それぞれの研究室見学の最後には残って熱心に質問をする生徒も見受けられ、生徒たちは大変充実した1日を過ごしました。