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活動報告記事
平成29年度海外FD研修報告会を開催

 11月30日(木)、平成29年度海外FD(ファカルティ・ディベロップメント)研修の報告会を開催しました。

 本学では、教員の英語による教育、研究、管理運営能力の向上を目的とし、平成16年度から継続して海外FD研修を行っています。本年度は、11月上旬に2週間アメリカでの研修を実施し、情報科学研究科からは石尾隆准教授、バイオサイエンス研究科からは栗崎晃教授及び磯谷綾子准教授、物質創成科学研究科からは辨天宏明准教授が参加しました。

 研修参加者は、11月6日から1週間、本学の学術交流協定校であるカリフォルニア大学デービス校において、授業見学を中心としたより実践的な研修に参加しました。研修では、理工系分野の授業を見学し、その後それぞれの担当教員やTA(ティーチングアシスタント)と意見交換を行うなどして、学生の学ぶ意欲を引き出し、理解を深めさせる授業の組み立て方や技術について見識を広めました。さらに、11月13日からの1週間は、辨天准教授がワシントン大学化学学科デービッド・ジンジャー博士の研究室に滞在し、大学院生への指導法や研究室の運営法などについて調査しました。

 報告会では、研修参加者からの発表に続き、役員との意見交換が行われました。研修参加者からは、「日頃、別の教員による授業を見学することはあまりないので、さまざまな教授法に触れる貴重な経験となった」「教育研究環境において日米の違いはあるが、学びの動機づけ、知識の伝達においては共通するところがある授業見学や、教員等との面談を通し、自分の教え方を見直すきっかけとなった。」などの意見が聞かれました。また、横矢直和学長や役員からは、「研修で得た情報を研究科内でも共有し、教育技術の向上に努めてほしい」「海外で成功した手法をそのまま適用することは難しいが、好例を参考にし、今後の教育につなげてほしい」などの期待の声が寄せられました。


2017海外FD研修参加者

報告会の様子