7月6日(木)、本学研修ホールにおいて、第13回 “NAIST Tea Time”(※1)を開催しました。前回に続き、今回も地域の方々を招待したところ、本学の学生や教職員を合わせて、総勢約70名の参加があり、大いに盛り上がりました。
まず、本学ベトナム人留学生のLe Quynh Giang さん(バイオサイエンス研究科博士後期課程1年)とMai Chi Thanhさん(バイオサイエンス研究科博士前期課程1年)が、ベトナムの夏に因んだデザート「チェ・チャイ・カイ(Chè hoa quá)」を紹介しました。地域によって「チェーホアクア(Chè hoa quá)」とも呼ばれるこのデザートは、角切りされたマンゴ、アボガド、リンゴ、スイカ、キウイ、ブドウ、イチゴなどのフルーツの上にヨーグルト、ココナッツミルク、コンデンスミルクをかけ、ココナッツライスをトッピングします。「チェ」は「甘い」という意味があり、サツマイモを使った「チェーコアイラン」(Chè Khoai Lang)、マンゴやタピオカの入った「チェーソアイ」(Che Xoai)、蓮の実が入った「チェーセン」(Chè Sen)などバリエーションも豊富です。参加者はベトナム人留学生のプレゼンテーションに熱心に耳を傾け、「チェ・チャイ・カイ」を試食しながら、各国の夏ならではの食文化の相違について語り合っていました。
続いて行われたPechaKucha(※2)プレゼンテーションでは、日本人学生の中村文耶さん(物質創成科学研究科博士前期課程2年)が「Road to NAIST」という題でNAISTに辿り着くまでのエピソードや現在の大学院生生活について英語で発表しました。さらに、ベルギー人留学生のArnaud Jean Delmotteさん(情報科学研究科博士後期課程1年)が「パルクール」について紹介をしました。「パルクール」は「フリーランニング」や 「l'art du déplacement」とも呼ばれ、身体の全ての部位を使って、跳ねたり飛んだり、蹴ったりと移動動作を用いて「忍者」のように人の持つ身体能力の可能性を追求するパフォーマンスで、Delmotteさんも実践しています。参加者はそれぞれの熱のこもった発表に聞き入っていました。
今回のイベントは、地域より15名ほどの参加者があり、本学の教職員や学生とわきあいあいと歓談するなど、まさに地域と連携した異文化交流グローバルイベントとなりました。
※1:このイベントは、平成26年度に採択された文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業の施策として、地域とも連携した異文化混在グローバルキャンパスの充実を図るため、教育連携部が核となり、様々な文化的背景を持つ本学の教職員および学生に、相互理解を深める機会を提供しています。
※2:PechaKucha 20x20は、20枚のスライドを、それぞれ20秒間映し出し、合計400秒(6分40秒)で行うプレゼンテーションです。
ベトナムデザート「チェ・チャイ・カイ」 |
デザートを楽しむ参加者 |
中村さんの英語によるPechaKuchaプレゼンテーション |