[プレスリリース]バイオサイエンス研究科蘆田弘樹助教らの研究グループが、植物の活発な炭酸ガス吸収、高生産能力を支える仕組みを解明(2010/07/26)

研究成果 2010/07/28

植物の葉は、太陽エネルギーを利用し、空気中の炭酸ガスを原料にしてデンプン生産をする地球上最大の生物工場といえ、その規模は世界の年間鉄鋼生産量にも匹敵する年間1000億トンにも達します。しかし、この高生産能力を支える植物の仕組みは不明でした。
本学バイオサイエンス研究科分化・形態形成学講座(横田明穂教授)の博士課程学生の西村健司、博士研究員の小川太郎、助教の蘆田弘樹のグループは、モデル植物のシロイヌナズナを用いて植物葉緑体の高生産能力を支えるタンパク質遺伝子を見出してNARA12と命名。この遺伝子から作られるタンパク質(RH39)を中心にした高生産維持機能の仕組みを解明しました。今後、植物の食糧生産能力の強化が期待されます。
この成果は平成22年8月初旬発刊のプラントジャーナルに掲載されます。なお、オンライン版は平成22年6月16日付で掲載済みです。

■プレスリリースの詳細は以下のページでご覧ください。

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