[プレスリリース]情報科学研究科のフィリピン留学生グループが、携帯電話やインターネットを駆使して災害情報を共有するためのシステムの開発を目指す(2011/03/28)

研究成果 2011/03/29

本学情報科学研究科に在籍するフィリピンからの留学生グループ(プロジェクトリーダー Mejia Ramon)が、携帯電話やインターネットを駆使して災害情報を共有するためのシステムを開発しています。彼らの祖国フィリピンでは、頻発する水害に多く の人々が苦しんでいます。貧弱な社会基盤の中、被害を最小限に抑えるためには、人と人とのつながり、フィリピンの現地語で言う "Bayanihan"(バヤニハン、絆、結いという意味) の精神を活用するしかないと一念発起しました。「単に情報を共有するだけでなく、人の持つ善意を行動に結びつけることができるシステムを作りたい」という 想いのもと、日々研究に励んでいる学生たちです。

開発システムの根幹は、災害に遭った人たちが、携帯電話やパソコンから被災情報を投稿す るシステムで、ネットにつながる端末さえあれば、被災現場で周辺状況を把握したり、自分のまわりで困っている人、助けを求める人に関する情報を得たりする ことが可能です。これにより、救助隊の入れない最悪の状況でも、人々が互いに支えあい、助け合うことができる仕組みの実現を目指しています。

■プレスリリースの詳細は以下のページでご覧ください。

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