イベント報告 2018/12/28
12月25 日(火)、平成30年度海外FD(ファカルティ・ディベロップメント)研修の報告会を開催しました。
本学では、教員の教授方法の向上を図り、授業内容の改善のための取組として、平成16年度から海外でのFD研修を行っています。今年度は、10月下旬から11月上旬にかけての2週間、アメリカでの研修を実施し、各領域から1名ずつ計3名の教員が参加しました。
研修に参加した3名は、本学の協定校であるカリフォルニア大学デービス校において、理工系大学学部・大学院における教授法等に関する研修に11月5日から9日の5日間の日程で参加しました。さらにそれぞれが希望する大学や研究機関の研究室に4〜5日間ラボステイし、研究室やリサーチの運営・管理や教員・TAの役割などについて調査しました。
報告会では、研修に参加した教員から、印象に残った授業内容と今後自分の授業やリサーチを実施する上で参考になったことや活かしていきたいことなどについて報告がありました。また、今回の研修をヒントにした新たなPBL(Project Based Learning)のプロジェクト、授業内容やTA(Teaching Assistant)の活用方法についての提案もありました。
研修参加者からの報告の後、横矢直和学長や役員から、各訪問ラボでのリサーチ内容や運営の状況、大学における授業の様子や授業評価、TAへの教育などについて質問がなされ、参加した教員との間で活発な意見交換がなされました。また、この研修が教育改善の成果に結びつくよう本学教員との情報共有を徹底し、最大限に活用してほしいとの期待の声が寄せられました。
【海外FD研修参加教員】
情報科学研究科:吉本潤一郎 准教授
バイオサイエンス研究科:遠藤求 教授(University of Washingtonに11月12日から15日まで滞在)
物質創成科学研究科:ヤリクン ヤシャイラ 准教授(UCLAに10月29日から11月2日まで滞在)