奈良先端大FD・SD研修会を開催

イベント報告 2019/10/24

 9月20日、10月4日に科学技術政策に関するFD・SD研修会を開催しました。

 本研修会は、教育推進機構教育推進部門が企画する研修で、プレFDとして教職員だけでなく学生にも開講されています。

 9月20日は、大竹暁氏(東京大学未来ビジョン研究センター特任教授兼東京カレッジ副カレッジ長)を招き、「科学技術政策と期待が高まる大学改革」を講演いただきました。話題は、地球規模の課題から始まり、科学の存在意義、日本国内外の科学技術・研究力の情勢、科学と社会の関係、そして将来に必要な人材と大学教育の役目に至り、鳥瞰的視点で科学技術を展望する機会となりました。

 本研修会には教職員、学生を合わせ32名が参加し、参加者からは「知識集約型社会において大学がどのような役割を果たせるのか」といった質問があり、活発な質疑応答がありました。

 10月4日は、松尾泰樹氏(内閣府政策統括官 科学技術・イノベーション担当)を招き、「科学技術イノベーションと大学改革」を講演いただき、データサイエンスやAIがもたらす今後のSociety5.0の見通し、日本の科学技術の現状、今後の科学技術政策の方向性や展望、大学改革について説明されました。話題は大学にとどまらず、知の社会実装として、産学連携を強化するオープンイノベーション、起業(スタートアップ)支援、強化していくべき分野等、多岐にわたり、幅広い政策を知る機会となりました。

 本研修会には教職員や学生51名が参加し、参加者からは「優秀な若手研究者の層が薄くなっている日本の現状にどのように対応するか」といった質問があり、活発な質疑応答がありました。

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