受賞 2023/05/11
本学(研究代表者:先端科学技術研究科情報科学領域ロボットラーニング研究室 教授 松原 崇充)と横河電機株式会社が共同で開発した「プラント自律制御AI FKDPP(アルゴリズム名:Factorial Kernel Dynamic Policy Programming)」が、日刊工業新聞社が主催する「第52回日本産業技術大賞」の最高位となる「内閣総理大臣賞」を受賞し、2023年4月5日(水曜日)に経団連会館で贈賞式が開催されました。
FKDPPは強化学習技術を使ったAIアルゴリズムであり、既存の制御技術を適用することが難しく手動制御を行っている箇所の自律化を目指すものです。本学と横河電機株式会社が共同で開発したAIアルゴリズムと、プラント操業や制御に関する横河電機株式会社のノウハウを組み合わせて実用化し、実証試験では化学プラントの蒸留塔において手動制御がされていた箇所の自律化に成功しました。このたび、これを開発した本学および横河電機株式会社と、横河デジタル株式会社が共同で本賞を受賞しました。
「日本産業技術大賞」は1972年に創設されました。毎年、その年に実用化された革新的な大型産業設備・構造物や、先端技術の開発、実用化で顕著な成果をあげた企業・グループを表彰し、産業界や社会の発展に貢献した成果をたたえるとともに、技術開発を奨励することを目的としています。