第5回生駒市図書館北分館での国際交流イベントの実施(2024/3/2)

イベント報告 2024/03/26

 3月2日、生駒市の北コミュニティセンターISTAはばたきにて、国際交流イベント「第5回留学生と絵本であそぼ」が開催されました。このイベントは、生駒市と本学との間で結ばれた包括連携協定に基づき、生駒市の皆さんと本学がさらに交流を深めていきたいという思いから、留学生と図書館北分館が協力して開催しています。
 本学からは5名のインドネシア人留学生と、このイベントで司会・通訳を担当している留学生・外国人研究者支援センター(CISS)のキング・ロバートUEAチーフが参加しました。また、生駒市から11家族(2歳~11歳子ども18名とその保護者)の参加者が集い、インドネシア文化に対する理解を深めました。
 はじめに図書館北分館の司会者及びCISSのキング・ロバートUEAチーフが参加者へ挨拶を行い、ウォーミングアップとして恒例の「Head, Shoulders, Knees and Toes」を参加者全員で歌いながら踊りました。今回の読み聞かせに選ばれた絵本は、日本でも有名なエリック・カール作の「はらぺこあおむし」で、図書館職員による日本語と、インドネシア学生による英語の両言語で読み聞かせが行われました。子どもたちは絵本に出てくるあおむしが好みそうな食べ物の話題で盛り上がっていました。
 読み聞かせの後はインドネシアの文化紹介に移り、ゲームや国土(島)の紹介、伝統的な楽器の演奏体験が行われました。子どもたちはまず、小さな金属製のピースとスーパーボールを使って遊ぶ「ベッケル」(アメリカ発祥のジャックスというゲームに似ている)、「キャット・アンド・マウス」と呼ばれるグループゲーム、ペアで競う「ドラゴン」など、留学生が考えてきてくれたゲームに挑戦しました。皆ルール説明を熱心に聞き、初めて挑戦するゲームを楽しんでいました。また、ゲームの合間に留学生が準備した映像を交えてインドネシアの5つの主要な島(スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島、スラウェシ島、パプア島)についての紹介も行われました。最後に、子どもたちは竹でできた伝統的な楽器「アンクルン」の演奏体験をしました。留学生に音の出し方を教わり練習した後、その成果として「きらきら星」の演奏を披露しました。イベントの締めくくりにもう一度「Head, Shoulders, Knees and Toes」を歌って踊り、留学生たちが準備したインドネシアからのお土産が参加者に手渡されました。
 このイベントにボランティアとして参加してくれたインドネシア人留学生に感謝するとともに、今後も生駒市と協力し、留学生と生駒市民が交流しながらお互いを知る新たな機会を作っていきたいと思います。6月に予定されている次回の図書館イベントにおいても、子どもたちにとって興味深く学びの場となるような内容を留学生と思案し企画する予定です。 

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