第30回奈良先端大産学連携フォーラム 「最先端研究Now ~未来の創造~」開催のご案内

2016/01/21

 このたび、奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)、奈良先端科学技術大学院大学支援財団(理事長:辻井昭雄)、および関西経済連合会(会長:森詳介)は、「第30回奈良先端大産学連携フォーラム」を開催いたします。

 奈良先端科学技術大学院大学では、産学連携活動を推進し社会の発展に寄与するため、先端的な研究や独創的な研究を行っており、今回のフォーラムでは、奈良先端科学技術大学院大学を設立当初から支援してきた関西経済連合会の会員をはじめとする企業や研究機関等に、大学の研究成果を発信する予定です。なお、講演の際には、専門分野でない方にも分かりやすい解説を加えながら紹介します。

 記者の皆さまにおかれましては、是非ともご取材いただきますよう、お願い申し上げます。

【概要】
名  称:第30回奈良先端大産学連携フォーラム「最先端研究Now ~未来の創造~」

実施日時:平成28年1月28日(木)13:30~16:30
     ※13:00~ 受付開始

実施場所:関西経済連合会 中之島センタービル29階会議室
     (大阪市北区中之島6丁目2-27)

定  員:100名 
     ※申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。
     ※参加費無料

プログラム:
・挨 拶[13:30~13:35]
 奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進部門 部門長 久保 浩三

・研究成果紹介講演[13:35~15:45]
 「光線計測に基づくコンピュテーショナルフォトグラフィ」
 情報科学研究科 教授 向川 康博
 「多様な神経細胞の産出とその機能維持」
 バイオサイエンス研究科 准教授 笹井 紀明
 「放射線計測用シンチレータおよびドシメーターの研究」
 物質創成科学研究科 教授 柳田 健之

・コーディネータ自己紹介[15:45~15:50]
 奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進部門
 西浦義万、藤井清澄、那脇勝、堤暁子、塚本潤子

・情報、意見交換会[15:50~16:30]

申 込 先:公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810 FAX:0743-72-5819 Mail:nitta@science-plaza.or.jp

協  力:公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構


<研究成果紹介講演要旨>

「光線計測に基づくコンピュテーショナルフォトグラフィ」
情報科学研究科 教授 向川 康博
 カメラによる撮影の過程に演算を導入することで、カメラの光学的な性能限界を超える「コンピュテーショナルフォトグラフィ」が注目を集めている。本講演では、光線を計測する様々なデバイスや、計測した光線の演算によって、カメラだけでは撮影できない視覚情報を可視化する研究成果について紹介する。

「多様な神経細胞の産出とその機能維持」
バイオサイエンス研究科 准教授 笹井 紀明
 生物の神経系には多くの種類の神経細胞が存在し、それらが複雑でかつ正確にネットワークを構成して機能を発揮している。この分子機構を知ることは、神経細胞を試験管内で作り出し再生医学に利用する上で重要である。また、神経組織は再生能力が低いため、いったんその機能が失われるとその機能を回復させることはきわめて難しい。私たちは特に視神経に焦点をあて、低分子化合物を用いた機能維持の方策を探っている。本講演ではこれらに関する最近の研究成果を紹介する。

「放射線計測用シンチレータおよびドシメーターの研究」
物質創成科学研究科 教授 柳田 健之
 シンチレータはX線CTやPETを始めとする医療、空港の手荷物検査器などのセキュリティ、資源探査、高エネルギー物理学等に用いられており、一方、ドシメーターは個人被ばく線量計や環境計測的な用途を有している。これらは蛍光体の一種であり、量子エネルギー変換を行う事で、目に見えない電離放射線を紫外や可視光に変換する役割を担っている。本講演ではこれらの基礎研究、実用化研究、検出器開発に関して紹介する。

【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 研究・国際部 研究協力課
担当:坂本
TEL:0743-72-5931  FAX:0743-72-5015  E-mail k-sangaku@ad.naist.jp

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