ブックタイトルせんたん JAN 2018 VOL.26
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せんたん JAN 2018 VOL.26
域を拓くス創造センターを創設―キックオフシンポジウムを開催データ駆動型サイエンス創造センター(DSC)の創設を機に、11月14日(火)本学ミレニアムホールにおいてキックオフシンポジウムを開催しました。キックオフシンポジウムでは、横矢直和学長の開会挨拶の後、国際高等研究所の長尾真所長と関西文化学術研究都市推進機構の中川雅永常務理事から来賓の挨拶をいただきました。その後、データ駆動型サイエンス創造センターの概要について中村センター長から説明するとともに、船津研究ディレクターより「データ駆動型化学へのパラダイムシフト」と題する講演が行われました。また、センターを構成する各部門の教員からの研究内容の発表、さらに海外から招待したケモインフォマティクス分野の世界トップクラスの研究者から研究のフロンティアについて解説が行われました。当日は学内外から175名の参加があり、研究内容に対して活発な議論が行われ、本センターの設置と今後の活動に対する高い関心が伺われました。本学は、平成30年度に組織を改編し1研究科体制に移行しますが、データサイエンス教育は新研究科における教育プログラムの共通基盤となります。データ駆動型サイエンス創造センターは、新しい研究領域の開拓とともにデータサイエンス教育の中核を担っていきます。キックオフシンポジウムの風景武藤助教によるDSCでのセミナー風景新たな科学の発信、人材の育成、世界との交流を目指すデータ駆動型サイエンス創造センター(DSC)研究ディレクター船津公人「データ駆動型で次の時代の新しいサイエンスを作り出す」まさに次世代への新しい流れを創造すべくこのデータ駆動型サイエンス創造センターは創設されました。私は奈良先端科学技術大学院大学と東京大学とのクロスアポイント制度の下、2017年10月1日に本センターの研究ディレクターに就任いたしました。本センターには3つの大きな役割があると考えています。まずは新たなサイエンスを作り出すデータ駆動型研究の具体的姿の発信。続いてその役割を担う人材の育成。そして世界とのつながりです。また、11月14日に開催したキックオフシンポジウムでは多くの方々に参加いただき、データを活用した新材料、新薬の開発に特化した国内で初めての研究組織である本センターの構想について、各招待講演者も大変に素晴らしいものだと評価されました。本センターにとって今後の共同研究、学生交流などにより世界と連携しながらデータ駆動型サイエンスを展開していくための礎を築く大変に良いきっかけになったと思います。研究ディレクターとしてこの礎を未来につなぐべく、データ駆動型科学に期待される効率的な材料設計、プロセス設計、それを支える情報科学研究を通して各産業界との連携を図り、データ駆動型サイエンスの意義と成果を力強く発信していく研究拠点・データ駆動型サイエンス創造センターを皆様とともに発展させていきたいと考えています。