ブックタイトルSENTAN せんたん MAY 2019 vol.28
- ページ
- 5/20
このページは SENTAN せんたん MAY 2019 vol.28 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは SENTAN せんたん MAY 2019 vol.28 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
SENTAN せんたん MAY 2019 vol.28
スタッフの集合写真指紋検出実験NASCはメンバー全員がNAIST生で構成されている科学コミュニケーションサークルです!そもそも科学コミュニケーションって何ぞや?という話なのですが、簡単に言うと科学に関する情報を伝えることです。これは、NAISTにいる人なら常日頃行っていることのように思われますが、我々NASCの伝える対象は子供たちや親子です。だから、専門用語を少なくした分かりやすいプレゼン、家庭にあるものやスーパーに売っているようなものを使った実験を通して科学の楽しさを伝えています。バスボムづくりや手作り花火、指紋の検出など、行っている実験は多種多様です。NASCは大きく分けて二つの活動を行っています。一つ目は科学館や地域イベントへの依頼出展です。サイエンス塾、オープンキャンパス、中学校での実験教室がこれにあたります。この活動での醍醐味は、会場設備や主催者側の条件に合った実験テーマの相談などを通して試行錯誤できること、他の参加者を通してさらに広い科学の知識を学べること、さらに私たちと同じく子供に科学を楽しんでもらいたいという先生方や他の人たちと話ができることです。二つ目はNASC主体のイベントです。主に夏と冬に開催している星空教室がこれにあたります。この主体イベントを持っていることがNASC最大の強みともいえます。自分たちで一から企画の発案、対象年齢、参加費、テーマの設定を行うことで本当に自由にイベントを行うことができます。そしてプロジェクトを実現させていくための日時の調整、会場のメイク、広報活動など外部依頼にはない活動が必要となります。これら二種類のNASCでの活動を通して、教える、伝える楽しさだけではなく、企画力、交渉術、プレゼン力、先人たちによる処世術など今後社会へ踏み出す上でのアドバンテージをたくさん得ることができると考えています。また、研究生活が始まるとコミュニティが研究室内に籠りがちですが、他の研究室の人たちと仲良くなれる貴重な機会であったとも感じています。目の前で不思議な現象が起きた時、そしてそれを理解したときに子供も大人もみんな笑顔になってくれます。これからもそんな笑顔を見るためにより多くの人たちに科学の楽しさを伝えていきたいと思います。NASCなすくスノードーム作り(冬の星空教室)S E NTAN05