ブックタイトルSENTAN せんたん MAY 2021 vol.30
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SENTAN せんたん MAY 2021 vol.30
物質創成科学領域光機能素子科学研究室太田淳教授「眩しくない」近赤外線カラー眼底カメラの実用機を開発物質創成科学領域光機能素子科学研究室の太田淳教授、竹原浩成特任助教らと、「近赤外線カラー暗視技術」の開発・設計・製造を行う株式会社ナノルクス(本社:茨城県牛久市)は、可視光域のフラッシュが不要な「眩しくない眼底カメラ」を実際に医療現場で使って機能が確かめられる実用機の開発に成功。共同研究している大阪大学医学部附属病院でこのカメラの検証を始めた。眼球の奥の眼底にある網膜や毛細血管の状態を調べる眼底カメラは、通常、可視光のフラッシュを用いて撮影するためとても眩しく、散瞳剤(瞳孔を閉じにくくする点眼剤)を用いないと繰り返し撮影が困難などの制限があった。開発した実用機は、近赤外線カラー眼底カメラに、近赤外線照明と一体化した円筒レンズを組み合わせることで、小型化と高操作性を実現した。近赤外光のみ照射するため、散瞳剤を用いなくても使用可能。眼底撮影がより容易になり、眼疾患だけでなく、高血圧などの生活習慣病の早期発見にも期待される。▲カメラの画像その他の研究成果一覧2020.11データベース検索のための操作言語を自動合成する技術を開発入出力の実例をもとに作製し、探す時間を大幅に短縮オープンソースとして一般公開情報科学領域ソフトウェア工学研究室石尾隆准教授画像診断結果の自動作成を支援する医師の読影レポートを集積して公開~AIを導入した医療診断の研究を加速~情報科学領域ソーシャル・コンピューティング研究室荒牧英治教授根が重力方向に曲がる新たな仕組みを解明-インドール酪酸から作られるオーキシンの新たな機能の発見-バイオサイエンス領域植物成長制御研究室梅田正明教授2020.12ディープラーニング技術を用いた新素材開発手法の開発~AIで素材開発の期間を大幅短縮~情報科学領域計算システムズ生物学研究室金谷重彦教授2021.1世界初!原子サイズの高精度で乱れのない立体表面の作製に成功ピラミッドの形状が生み出す特殊な磁気特性の創出可能~3次元電子デバイスの高密度化、新機能開発に期待~物質創成科学領域物性情報物理学研究室服部賢准教授細糸信好准教授(当時)イルミキモフ・アイダールさん(博士後期課程2年)パマシ・リリアニーさん(博士後期課程2年)全国の中高生に向けてデジタルスキルが習得できる完全オンライン学習塾のサービスを開始情報科学領域ソフトウェア工学研究室石尾隆准教授S E NTAN12