NARA INSTITUTE of SCIENCE and TECHNOLOGY
J-PEAKSによるこれまでの主な取り組み実績
J-PEAKS推進会議を設置
令和7年10月1日に学長を議長とするJ-PEAKS推進会議を設置しました。各戦略の責任者となる理事や担当教員、研究科長、領域長、センター長等を構成員とすることで、全学を挙げて事業を強力に推進するとともに、事業実施に当たっての学内の意見集約及び情報共有を円滑に行う体制を整備しています。
「研究・イノベーション推進機構」を設置
令和7年10月1日に、従来の研究推進機構を高度化した「研究・イノベーション推進機構」を設置しました。教員の外部資金獲得支援など学内向けの業務を行う研究推進部門と、企業との産学連携などを進めるイノベーション推進部門の2部門体制としました。また、即戦力として活躍できる経験を有した特任教授と、本事業を通じた今後の育成を見据えた若手URAを採用しました。
「国際連携・人材開発推進機構」を設置
令和7年10月1日付けで「国際連携・人材開発推進機構」を設置しました。海外の教育研究機関との連携、留学生の受入れ推進や留学生及び外国人研究者の生活支援等を行う国際連携部門と、海外の教育研究機関との協働教育、留学生の日本語能力の向上や優秀な外国人人材の獲得支援等を行う人材開発部門の2部門の体制とし、それぞれに外国人URAを配置しました。また、国際連携部門には、International Faculty Ambassador(※1)として、外国人教員11名を、人材開発部門には、NAISTER (NAIST-ASEAN Education and Research Initiative)(※2)として教員12名を配置しました。
※1:外国人教員の中で適性と意欲のある教員を東南アジア連携校との国際交流の担当者とし、東南アジア5ヶ国、15の連携校との信頼関係の構築・維持に継続的に取り組み、それらの学生に留学・入試情報を効果的に届けます。
※2:「NAIST-ASEAN 半導体教育研究イニシアティブ」教育・研究・社会連携を統合した国際的半導体ハブとして、ASEANとの共創をさらに深化させます。
NAIST×J-PEAKSキックオフシンポジウムを開催
令和7年10月23日に、「先端科学技術でリデザインする人口減少社会-あなたとNAIST-J-PEAKSの共創で拓く未来-」と題したキックオフシンポジウムを開催しました。本学の10年後のビジョンを紹介し、その実現に向けたアプローチを学内外の研究者・企業・地方自治体・官公庁と共創する場としました。当日は学外から84名、学内から174名が参加しました。 本学のJ-PEAKS事業の紹介に加え、人口減少問題対策総合研究所・理事長の河合雅司氏による基調講演や、パネルディスカッションを行いました。シンポジウムに続き、企業や自治体の関係者との具体的な連携を創成する場として情報交換会・連携相談会を開催し、活発な意見交換がなされました。
奈良先端大 創立記念日事業 NAIST×J-PEAKSキックオフシンポジウムを開催(2025/10/23)
朝日新聞「『人口減少社会』へ、変化の先を見越した政策を 奈良先端大がシンポ」(2025/10/30掲載)
海外連携校・機関等との関係強化
東南アジアを始めとした連携校との共創をさらに促進するため、令和7年度にマレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、台湾を訪問し、大学紹介、研究セミナー、意見交換等を実施しました。特にマレーシアおよびタイではJ-PEAKS国際合同シンポジウムを開催し、本学学長と同窓会長を含む参加者が同窓会の設立を支援し、研究教育交流の深化を図りました。マレーシアでは、学長が率いる本学訪問団がマラヤ大学およびトゥンク・アブドゥル・ラーマン大学の学長や在マレーシア日本国大使を表敬訪問し、人材育成・科学研究における本学とマレーシアとの協働についての意見交換を行いました。タイでは、副学長が率いる本学訪問団がカセサート大学およびチュラロンコン大学を訪問し、分野別の協議やシンポジウムを通じて、国際協働教育および国際共同研究の一層の活性化を図りました。これらの取組により、国際連携の深化と、優秀な留学生に継続的に入学していただくための基盤構築を進めています。
タイ・カセサート大学工学部一行が本学を表敬訪問(2026/2/6)
塩﨑学長一行がマレーシアを訪問(2025/9/15-18)
太田理事・副学長一行が国立陽明交通大学、国立台北科技大学を表敬訪問 (2026/3/2)
インドネシア政府との連携
インドネシア政府との連携により、留学生の受入拡大の鍵となる奨学金の確保が大きく進展しました。インドネシア国立研究イノベーション庁(BRIN)との包括協定締結や、Degree by Research Program(DBR)に関する協議を通じ、博士後期課程への留学生の受入を拡大する準備を進めるとともに、インドネシア教育基金(LPDP)との交渉により、NAISTが現地奨学金による派遣先大学に追加されました。これにより、毎年15~20名規模のインドネシア政府奨学生の受入れが可能となり、留学生の大幅な増員が見込まれます。
インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)との学術交流協定締結式を挙行(2025/10/09)
合同ワークショップの開催
国際合同ワークショップを令和7年度に3回開催しました。第1回は本学で開催し、タイのカセサート大学から工学部長、理学部長及び本学修了生を含む19名の訪問団を迎えました。全体会合では両大学の研究・教育活動や将来展望が共有され、分科会では研究連携や協働教育について活発な議論が行われました。マレーシアで開催した第2回ワークショップでは、マラヤ大学、マレーシア科学大学、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学の教員と、現地日本大使館の参事官やマレーシア在住の本学修了生20名が参加しました。本学と現地連携校が協働した人材育成をテーマに多数の講演が行われたほか、今回発足したマレーシアNAIST同窓会をハブとした人材育成・人材交流の新たな取組についても議論を進めました。タイで開催した第3回ワークショップでは、カセサート大学、チュラロンコン大学の教員と、現地日本大使館の書記官やタイ在住の本学修了生15名が参加しました。先端科学技術分野における研究の取組を相互に紹介するとともに、今後の共同研究や人材育成について協議しました。
~NAIST マレーシア同窓会キックオフシンポジウム~
第1回J-PEAKS 国際合同シンポジウムを開催(2025/6/3-4)
第2回J-PEAKS国際合同シンポジウム~NAISTマレーシア同窓会キックオフシンポジウム~(2025/9/15)
第3回J-PEAKS国際合同シンポジウムをタイで開催 (2025/11/30)
ARWIT推進センターを設置
ARWITの構築においては全学的な連携が不可欠であるため、学内の各センターに ARWITの構築に関する業務を専門的に行う部門等を設置しました。また、ARWITの構築を統括する組織として、令和8年1月1日にARWIT推進センターを設置しました。
ARWIT推進センターキックオフシンポジウムを開催
令和8年4月22日に、ARWIT推進センターキックオフシンポジウム「データの価値を最大化する研究・開発の次世代DX」を開催しました。本センターが目指す姿や、本事業を通じて構築される研究基盤・リソースの情報を共有し、それらを活用した研究推進や社会実装の具体的な方向性を共に考える場としました。企業や研究機関から6名の講師を招き、先進的な取組をご紹介いただきました。企業関係者を中心に学内外から238名が参加し盛況のうちに終了しました。
ARWIT推進センターキックオフシンポジウムを開催(2026/4/22)
広報誌せんたんWeb「ARWIT推進センターキックオフシンポジウム」開催報告記事
TRI-PhD 外国籍博士人材の採用・育成サロンを立上げ
沖縄科学技術大学院大学と連携し、これまでの博士留学生支援の経験を融合し、産学官の垣根を越えた対話と協働を通じて日本における外国籍博士人材の活躍促進を目指す「外国籍博士人材の採用・育成サロン」の立ち上げに向けた準備を進めました。令和7年度下半期をサロン構想期間と位置づけ、各種イベントを実施し、企業との連携を深めました。その他にも、「留学生と留学生採用に関心の高い企業との交流会 Networking Event 2025」や「6大学主催 Postgrad Job Fair in English 留学生対象ジョブフェア」などのイベントを通じ、企業に対して外国人材活用の意義を発信しました。これらの取組を通じて個別企業との交流を進め、留学生対象の企業インターンシップの拡大を図りました。令和8年度よりサロンの本格的な活動を開始し、令和8年4月27日APイノゲート大阪11階 ROOM J+K & クリエイティブラウンジにて、外国籍博士人材の採用・育成サロンキックオフシンポジウムを開催しました。
外国籍博士人材の採用・育成サロン(TRI-PhD SALON) キックオフシンポジウムを開催(2026/4/27)
広報誌せんたんWeb「外国籍博士人材の採用・育成サロンを立ち上げ」
外国籍博士人材の採用・育成サロンキックオフシンポジウム特設サイト
日刊工業新聞 「奈良先端大・沖縄科技大 連携 外国籍博士の活躍推進」(2025/10/6掲載)
公益社団法人 関西経済連合会D&Iニュース「外国人材の専門性を企業の競争力に繋げる ――奈良先端科学技術大学院大学 谷口 直也 氏」(2026/3/31掲載)
NAIST 電子ラボノートフォーラムを開催
NAIST 電子ラボノートフォーラムを令和8年3月13日に開催しました。本学が推進する「リサーチトランスフォーメーション(RX)プラットフォームの構築事業」では、計測・設計・合成を循環させる「RXサイクル」を基本コンセプトとし、研究成果や研究データから得られた知見を次の研究の方向性決定へと迅速に還元することで、 研究活動の好循環を能動的に生み出す革新的な研究DXを主導しています。さらに、J-PEAKS事業の共同により、「RXサイクル」の基盤となる研究データの収集や利活用を推進するツールとして、電子ラボノートの普及や利便性を向上すると共に、学外への普及活動を積極的に推進しています。電子ラボノートの活用を通じて、情報の共有・共用による総合知の形成、研究の在り方そのものの変革、さらには新技術・新産業の創出を目指しています。
「第2回NAIST 電子ラボノートフォーラム」開催
化学工業日報 「CCS特集第2部 奈良先端大の取り組みを追う 電子ノートを軸にデータ駆動型研究」(2025/12/3掲載)