
バイオサイエンス領域
脳の幹細胞の老化メカニズム解明に成功
機能低下に関わる遺伝子を可逆的に制御する因子を特定
~細胞若返り誘導法の開発に期待~
奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑一裕)先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域の松田泰斗准教授(元 九州大学大学院医学研究院 講師)、松田花菜江特任研究員、九州大学大学院医学系学府の博士後期課程学生(当時)松原周蔵氏、同大学院医学研究院の中島欽一教授らは、ヒトを含む哺乳類の脳内の海馬という記憶などを司る部位の神経幹細胞が加齢に伴い機能低下する現象は、遺伝子の働きを可逆的に調整するエピジェネティック修飾を制御する酵素「Setd8」の働きの低下によって引き起こされることを明らかにしました。
詳細はこちら:https://www.naist.jp/pressrelease/250522.pdf
