2008年3月12日（水）、本学ミレニアムホールにおいて「エンジニアが成功するためのキャリア戦略論」のワークショップを開催しました。 本ワークショップは、日々の研究活動から生まれた製品アイデアや研究成果としての技術を製品化、事業化することに関心の高い学生や研究者等を対象にしたもの。技術ベンチャー"起業"を、今後のキャリアの1つとして考えてもらうことを目的として、NAISTイノベーションネットワークが開催しているもので、けいはんな地域の学生、研究者等約１００名が参加しました。
　ワークショップでは、本学情報科学研究科の修了生でもあり、経営コンサルタントとしてご活躍中の秋山ゆかり氏が「エンジニアが成功するためのキャリア戦略論」と題して、理系の学生がキャリア構築をするための方法論に関して講演されました。講演では、秋山氏自身の20代以降のキャリア形成を3つのフェーズに分けて紹介しながら、戦略的にキャリア設計をする必要性について説明されました。また、キャリア形成のために必要な、ロジカルシンキング、タイムマネジメント等の能力を身に付けるための具体的なノウハウ等が紹介されました。最後に、事前に寄せられた質問や、当日参加者からの質問に対して、自身の学生生活の経験等を交えながら、親身になって答えられていました。
参加者は過去最大数を記録し、他大学や企業研究所等、学外からの参加も目立つなど、本ワークショップに対する関心の深さがうかがえました。講演後は、秋山氏の前に長蛇の列ができ、帰り際まで熱心に質問する参加者らの姿が見られました。