関西経済連合会 下妻 博会長が訪問(2008/6/30)

お知らせ 2008/07/04

社団法人関西経済連合会 下妻 博会長が6月30日、本学を訪問しました。今回の訪問は、下妻会長が関西文化学術研究都市の代表的な研究機関における研究成果の事業化に向けた取組状況などの視察を通じて同都市への理解を深めることを目的として実施されたものです。安田國雄学長から教育研究内容や実績等について説明を受けた後、同会の栗山理事、山川理事らが随行のうえ、学内の最新設備、研究内容などを視察しました。

視察にあたっては、安田学長、澤田理事らが案内し、情報科学研究科、バイオサイエンス研究科、物質創成科学研究科の研究内容・設備等を見学しました。情報科学研究科では、横矢研究科長の出迎えを受けた後、同研究科の猿渡准教授の説明のもと、企業と共同開発を進めている音源分離技術についてデモンストレーションを交えた説明を受けました。続いて、物質創成科学研究科を訪れ、垣内研究科長らの出迎えを受けた後、同研究科の冬木教授の説明のもと、透過型電子顕微鏡やクリーンルームなどの最先端の設備を見学するとともに、本学が有する国際特許である太陽電池評価法(エレクトロルミネセンス法)についてデモンストレーションを交えた説明を受けました。最後にバイオサイエンス研究科を訪問し、島本学長補佐の出迎えを受けた後、横田教授から遺伝子組換植物を前に、同教授らが開発した医薬健康産業への応用が期待されるレタスでのタンパク質(ヒトチオドレキシン1)産生技術や島本学長補佐らが発見するまで70年間謎であった思い通りの時期に花を咲かせる植物ホルモン(フロリゲン)についての説明を受けました。

引き続き、同会の下妻会長、栗山理事、山川理事、本学の安田学長、千原理事、小笠原理事、澤田理事及び、本学支援財団の田代理事長との昼食を交えての懇談が行われ、関西文化学術研究都市のあり方に対する率直な意見や本学に対する経済界からの期待が述べられるなど終始闊達な意見交換がなされた実りのある会合でした。

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