科学体験講座「大学院教員による中高校生への出前授業」を実施(11/22)

イベント報告 2008/11/22

10月4日、11月1日、11月15日、11月22日の4日間にわたり、東大寺学園において、中学校3年生・高等学校1年生を対象に科学体験講座「大学院教員による中・高校生への出前授業」を実施しました。
この講座は、科学技術振興機構による「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト:講座型学習活動」の事業として、青少年に体験型学習の機会を提供し、科学技術への関心を高めてもらうため、東大寺学園中学校・高等学校と本学の3つの研究科が協力して実施したものです。

初日は、物質創成科学研究科・浦岡准教授から中学校3年生を対象にロボット工作を通して半導体デバイス原理の説明を、バイオサイエンス研究科・小川助教から高等学校1年生を対象にタンパク質のアフィニティー精製の体験を通して免疫沈降法の説明を行いました。2日目は、情報科学研究科・眞鍋准教授から中学校3年生を対象にピンホールカメラの製作を通してデジタル画像の仕組みの説明を行いました。3日目は、浦岡准教授から高等学校1年生を対象にソーラーカーの工作を通して半導体デバイス原理と太陽電池に関しての説明を行いました。また、最終日には、小川助教から中学校3年生を対象に抗体や触媒の解説及びELISA法の実習を、眞鍋准教授から高等学校1年生を対象に色に関して光がどのような性質を有しているのか、形に関しての視角の立体認識特性等の説明を行った後、計算機を活用した色の数値表現の体験、アナグリフ方式による立体表示の画面生成の体験型学習を行いました。

受講者は延べ104名、実施したアンケートでは、ほぼ全員が、"面白かった"、"次回も参加したい"と大好評でした。また、TAとして参加した本学学生にとっても、青少年の理数科学教育に直接触れ合うことができ,大変良い経験となりました。

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