受賞 2009/01/27
2008キャンパスベンチャーグランプリ大阪において、情報科学研究科 コンピュータ設計学講座 武田 康臣さん(博士前期課程2年)らが「優秀賞」、ソフトウェア基礎学講座 黒岩将さん(博士後期課程1年)らが「奨励賞」を受賞しました。キャンパスベンチャーグランプリは、大学(院)・短大・高専・専門学校の学生を対象にした新商品の開発・販売、特徴あるサービスの提供、新しいビジネスモデルの提案など独自の技術やアイデアに基づいたビジネスプランのコンテストで、新技術部門、情報通信部門、環境・健康・福祉部門、ニュービジネス部門に分かれて競われました。優秀賞、奨励賞は、部門ごとに1件、特に優れたビジネスプランに対し贈られるので、武田康臣さんは昨年に引き続き2年連続の「優秀賞」受賞となります。
キャンパスベンチャーグランプリは、1999年から毎年実施されており、新事業の提案コンテストを通じて、日本の次代を担う若者の人材育成と新産業の創造を目的とし、起業家精神を養い、問題・課題解決型の人材を育成する教育事業プロジェクトとして位置づけられております。今回の受賞は、情報科学のビジネスへの応用をうまく考え、実際に製品(システム)を作って見せた点が高く評価されたものです。
受賞についてのコメント
○武田康臣さん
栄誉ある賞を2年連続で受賞できたことは大変光栄です。本プランのシステムに関して相談に乗って頂いた先生方に心より感謝申し上げます。また、昨年5月には、ベンチャー企業(ホープフル・モンスター株式会社)を設立しており、今年一年が満足のいく年になるよう頑張りたいと思います。
ホープフル・モンスター株式会社では、現在、携帯電話を介して宴会ゲームを提供しています。また、「婚活時代」ということもあり、同ゲームを用いた「お見合いパーティ」も主催しております。4月からは奈良を中心に、「組合せ最適化」エンジンを搭載した登録型の参加申込サービスがスタートします。最新の動向としては、科学的な知見を参考にした相性診断アクセサリを開発し特許を出願中で、今年夏にリリース予定です。
○黒岩将さん
受賞プランの技術シーズとなる観光ナビゲーションソフトウェアP-Tourは、ソフトウェア基礎学講座の安本准教授、株式会社ソリューション・クルーの藤原礼征社長、博士前期課程の花野博司、澤悠太、神山直也、中村正人、野口晃司から成るP-Tour開発チームの成果物です。この場を借りて、お礼申し上げます。有難うございました。