イベント報告 2009/09/15
9月12日(土)、地元奈良県生駒市との共催による先端科学技術体験プログラム「光センサーを使ったカタツムリロボットを作ろう!」を、大学の近隣に所在する生駒市北コミュニティセンターにおいて、開催しました。
このプログラムは、地域貢献事業の一環として、本学の若手教員等が講師となり、先端科学技術を実際に体験してもらおうと市内の小学4、5、6年生を対象に平成14年度から毎年実施しているものです。
今年度2回目の実施(4回実施予定)となる今回は、生駒市内の4年生以上の小学生19名の参加があり、まず初めに物質創成科学研究科の浦岡行治教授から「半導体ってなあに?」という授業を行い、半導体の不思議な性質と魅力などを、本物の最先端半導体ウェハー(300mm)に触れながら、わかりやすく説明を受けました。授業の最後に、これから作るカタツムリロボットが、なぜラインの上をたどって動くのか、その半導体センサーの仕組みを考えるようにクイズが出題されました。
授業終了後、参加した子どもたちは、一緒に参加したお父さんなどに手伝ってもらいながら、ドライバー、ニッパーなどの工具を駆使して、光半導体を使ったカタツムリロボットを製作しました。
ロボットが完成した子供たちは早速、模造紙に思い思いに黒い線を描き、ロボットがうまく走るかどうか試していました。最後に、長さ約5メートルのコースでロボットレースを開催し、自分たちが作ったロボットの出来栄えを競い合いました。
ロボットレース終了後、授業の最後に出題された「カタツムリロボットが、なぜラインの上をたどって動くのか」のクイズに、たくさんの子どもたちが手をあげ、見事にその答えを言い当てました。
最後に、浦岡教授から子供たちに対して、「皆さんは、科学者になる素質は十分あります。科学の面白さを知り、将来はぜひ奈良先端大に入学して、一緒に研究しましょう」という熱いエールを送られました。