お知らせ 2010/06/11
本年4月、本学遺伝子教育研究センターにおいて、拡散防止区域外に遺伝子組換え植物とその栽培に用いた培養土を誤って不活化せずに廃棄する事態が発生し、本日、このことに関して文部科学省から厳重注意を受けました。(内容は下記URLのとおり)
今回拡散防止区域外に流出した組換え植物(イネ及びタバコ)は枯死しており、密封容器のまま廃棄物処理施設まで運搬され直ちに焼却され、また培養土中には花、種子及び根等は含まれていませんでしたが、その後回収し不活化したことから、組換え遺伝子の拡散はありませんでした。
しかし、本学では実験従事者等に対して厳格な拡散防止措置を義務付けており、定められた拡散防止措置の手順を踏まなかったことは極めて遺憾であります。本学はこのことを重大に受け止め、かかる事態が二度と起きることのないよう全構成員に対して周知し、法令及び学内ルールの遵守をより一層徹底するよう注意喚起を行うとともに、不活化処理手順の改善等の再発防止措置をとりました。
本件にかかる経緯及び学内周知内容は次のとおりです。
■文部科学省の報道発表
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/06/1294774.htm
■学内周知(PDFファイル105KB)
http://www.naist.jp/news/pdfs/20100611_j.pdf