お知らせ 2011/04/07
独立行政法人科学技術振興機構(JST)バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)の平成23年度研究開発課題募集における新規研究開発課題が決定され、本学情報科学研究科の金谷重彦教授を研究代表者とする研究課題が「統合化推進プログラム」に採択されました。
なお、平成23年度研究開発課題として「統合化推進プログラム」には24件の応募があり、10件の研究課題が採択されました。
研究代表者(所属・役職) | 金谷 重彦(情報科学研究科・教授) |
研究開発課題名 | メタボローム・データベースの開発 |
研究開発課題概要 | メタボロームはある生物種個体が生産する代謝物の全てである。生物種個体や組織のメタボロー ム化学分析データや個々の代謝物の生化学や生理・薬理活性などのデータをデータベース化することによって、生命活動の化学的基盤とゲノムからメタボローム に至るゲノム情報の流れを研究するための基礎データを提供する。またメタボロームに関する新たな知識を生み出す場として、低コストで持続可能なWiki型 データベースのモデルを確立する。 |
本プログラムは、国内外に散在しているライフサイエンス分野のデータベースについて、生物種別、分野別、目的別またはデータ種類別などで統合化を実現する ものです。具体的には、ヒト、動物、植物、微生物などの生物別、疾患、脳、進化、発生などの分野や目的別、または、ゲノム、プロテオーム、メタボローム、 インタラクトーム、フェノームなどのオーミクス単位での統合化の推進を目指すものです。このプログラム実施により、それぞれの分野において、日本を代表す るとともに、中核、拠点となる統合データベースの構築が支援されます。