イベント報告 2011/06/07
平成23年5月21日(土)に、学生15名と理事・教職員8名を含む23名が、春日大社を訪問しました。
本行事は、文化活動の一環とし て、世界遺産に登録されている春日大社で900年間続いている旬祭に参加し、また、神職による講話を聞くことにより、日本の文化・歴史を学び、研究者、科 学技術者である前に、人間として備えておくべき倫理観や総合的な判断力等の涵養を図るために実施されたものです。
当日は、春日大社御本殿 にて旬祭に参列した後、神職により、「春日大社と水」というテーマで講話を聞きました。講話では、春日大社における「水」の多様な信仰形態について解説さ れ、年々変化している春日山原始林の環境を今後いかに守っていくかという課題が投げかけられました。
その後、昼食として神米粥(万葉粥) をいただき、引き続き神職のご案内により境内の見学が行われました。最後に神職から、日頃の研究活動で体も心もつい籠もりがちになってしまうが、一歩外に 出ればすぐ近くに自然を感じ歴史に触れる場所があるということを覚えておいてほしいとのお言葉をいただきました。
参加者からは、「日本人 として大切に思っていること、自然や人に感謝し敬う姿勢がそこにあり、厳粛で心落ち着く時間を経験できたことがとてもうれしかった。」、「色々と興味深い 説明を聞くことができ、一人で見学するのとは違う楽しみ方ができた。」などの声が聞かれるなど、学生たちにとっても貴重な経験となりました。