お知らせ 2013/11/08
本学は、ボツワナ共和国農務省との共同研究により、過酷な乾燥下でも根を伸張させる野生種スイカの遺伝子を発見し、作物の増収に結びつけることに成功しま した。この研究成果について本学は、日本たばこ産業株式会社(以下JT)とライセンス契約を結び、JTはこの技術をトウモロコシ等の飼料用作物に応用し、 乾燥耐性向上や収穫量増加の実現を目指します。また、今回の契約により研究成果の実用化が促進され、食糧、飼料のみならず、大気中の二酸化炭素(CO2) を増やさないカーボンフリーのバイオプラスチック、バイオ燃料等の原料となる広範な作物について効率的に生産する技術開発が期待されます。
10 月25日(金)には、ボツワナにおいて契約書のサイニングセレモニーが執り行われ、ボツワナ農務省からはホン・クリスティアン・デ・グラフ農務大臣他関係 者が出席し、本学からは久保浩三産官学連携推進本部副本部長、JTからは小鞠敏彦経営企画部 部長、また在ボツワナ日本国大使館の小林弘裕特命全権大使も出席のもと、無事契約が結ばれました。
今回の契約は同国農務省との共同研究が結実したものであり、これを機に今後、本学と同国との新たな連携も期待されます。