2月21日（金）から3月14日（金）にかけて、博士人材キャリアアップの研修として「コーチング・セミナー」を開催しました。

こ れは、研究機関や大学などで学生の研究指導をする上でも、また民間企業で研究開発を進める上でも必須とされる、コミュニケーション力やリーダーシップ力の 更なる向上を目的とし、全3回の日程で開催されたもので、本学博士後期課程の学生16名、特任助教4名、研究員1名の計21名が参加しました。

今 回は、国際コーチ連盟（ICF）認定プロフェッショナルコーチである井上泰世氏を講師に迎え、コーチングの理論と技法が自然に習得できるように、全日程で ワークショップ（グループワーク）を随所に交えた、実践重視の講義が展開されました。セミナーでは、相手との間の取り方や効果的に質問を引き出す方法と いった円滑なコミュニケーションのコツについて具体例を挙げながら分かりやすく講義し、終始、和やかな雰囲気の中、ワークショップや質疑応答が行われまし た。また、参加者らは、各回終了後に各自の研究室でセミナーの内容を実践し、コーチング技術の習得には、このような継続した取り組みが重要であることを実 感していました。

受講後に実施したアンケートには、「学生指導を見直す良いきっかけになった」、「実践形式であったため、自分のコミュニ ケーションのくせが自覚できた」、「自分自身のことをふりかえる意味でとてもよかった」等の感想が寄せられ、参加者にとって、今回のセミナーが自身の対人 コミュニケーションを見つめ直す契機となったことが伺えました。