イベント報告 2015/02/23
2月12日(木)、本学は、(公財)奈良先端科学技術大学院大学支援財団との共催により、「第8回 奈良先端大発 新産業創出支援研究成果報告会」を高山サイエンスプラザにて開催しました。
「新 産業創出支援事業」は、本学で生まれた研究成果や技術シーズを産業界で積極的に活用してもらうために、関西地域の中小企業・ベンチャー企業等が本学と連携 して実用化に向けた研究開発に取り組む場合に、研究開発費用の一部を支援する事業で、本報告会は、この支援を受けた研究成果を本学教員と企業研究開発担当 者が共同で報告するものです。
当日は、産業界等から約30名の参加があり、支援財団の小山博之専務理事による挨拶の後、5件の研究課題について講演(報告)が行われました。
1.「長寿健康社会をめざしたスマートデバイスによる健康情報提供システムの開発研究」
情報科学研究科 教授 金谷 重彦
合同会社 サン&アソシエイツ
2.「身体のネジレ緩和装置の実用化」
情報科学研究科 教授 松本 健一
合同会社 EASE創研
3.「疾病・感染を超高感度検出可能な1分子デジタルELISA装置の小型化に向けた高機能蛍光フィルタの開発」
物質創成科学研究科 教授 太田 淳
株式会社 太洋工作所
4.「ストップトフロー共鳴ラマン分光法用ミキサーの開発」
物質創成科学研究科 教授 廣田 俊
株式会社 ユニソク
5.「ナノ結晶構造分析のための三次元逆格子自動解析ソフトウェアの開発」
物質創成科学研究科 准教授 服部 賢
株式会社 フォトン
また、講演終了後に、本学の研究施設の見学会を実施し、講師らが本事業に関係する研究設備や研究機器の実演や説明を行いました。見学会では研究成果をより具体的に確認することができるとあって、質疑応答も活発に交わされ、参加者からも大変好評を博しました。