イベント報告 2016/03/01
2月17日(水)、平成27年度海外SD(スタッフ デベロップメント)研修報告会を開催しました。
本研修は、本学における大学院教育の国際化を組織的に推進するために、事務系・技術系職員が海外の大学で語学研修、調査、討論等を経験することにより、国際的な素養、総合的な企画力を向上させることを目的として、平成19年度から実施しています。本年度は、昨年11月30日~12月20日、アメリカのハワイ東海インターナショナルカレッジ及びハワイ大学ウェストオアフ校へ、本学人事課の土井智香子係員を派遣し、ジョブシャドウイング(アメリカのキャリア選択教育のひとつ)および現地職員とのミーティングを通して、学生・教職員等のリクルート方法や教員の人事評価等について調査する実践的な英語研修プログラムを行いました。
報告会では、研修参加者から、本研修を通して学んだ日本とアメリカとの社会保障や法制度の違いによる大学業務の相違や、教育研究成果の発信方法、大学の企画・戦略の立て方、学生リクルート方法などについて報告がありました。また、本学における留学生の受入人数が年々増加しており、各部署でグローバル化の対応が必要になってきているため、特に若手職員は積極的に本研修に参加すべきだとの提言がありました。
続いて行われた質疑応答でも、片岡幹雄理事・副学長をはじめ若手職員から「アメリカの大学における女性職員のキャリアアップについて」、「優秀な大学職員とは」、「研修先の職員に高学位取得者が多い理由は」といった具体的な質問が投げかけられ、日米の職場環境や職業意識の違いなどについて活発な意見交換が行われました。
報告会の最後に、中島潔理事・事務局長からは、この研修で学んだことを活かして、今後も本学のグローバル化に貢献してほしい、という激励の言葉が贈られました。