イベント報告 2016/05/24
5月13日(金)、国際高等研究所において、第1回InfoEver研究会を開催しました。
本研究会は、けいはんな発の世界初かつ世界スタンダードとなる超スマート社会におけるデジタル情報の長期記録システムのグランドデザイン構築を目的に、本学研究推進機構のURAによる企画として発足しました。
研究会の第1部では、京都大学医学部附属病院の黒田知宏教授から「医療情報集積基盤の実現性を探る千年カルテプロジェクト」、奈良文化財研究所の中村一郎専門職員から「デジタル時代の文化財写真保存」の2件の招待講演と、関西大学の角谷賢二シニアURAから「情報記録の重要性と最近の超高精細デジタル記録について」の特別講演が行われました。また、第2部では、参加者において、「デジタル情報の長期保存のユーザーニーズを把握する」ことをテーマに活発な議論が行われました。
研究会には企業、官公庁、大学関連から50名の参加があり、本研究会への関心の高さを窺うことができました。
今後、研究会を2か月に1回の頻度で開催し、議論のテーマを社会システム、情報システム、デバイスシステムに掘り下げていき、設立目的の達成を目指していきます。