イベント報告 2016/07/01
平成28年6月25日(土)に、本学学生35名(うち留学生18名)と職員7名を含む42名が、文化活動行事の一環として法隆寺と西大寺を見学しました。
本行事は、日本の文化と歴史を学び、研究者や科学技術者である前に人間として備えておくべき倫理観等の涵養を図るために実施しているものです。
最初に訪れた法隆寺は、聖徳太子が飛鳥時代に建立し、1400年に及ぶ輝かしい伝統を現代に伝える世界最古の木造建築であり世界遺産です。学生たちは、ボランティアガイドの方々の詳しい案内を聞きながら見学しました。
次に訪れた西大寺では、顔よりも大きな器でお茶を回し飲みする大茶盛式を体験しました。寺伝によると大茶盛式は、叡尊上人が八幡神社に献茶した余服を民衆に振る舞ったことに由来する伝統行事であり、800年近く連綿と受け継がれてきた宗教的茶儀です。
参加した学生からは、「楽しみながら歴史が感じられた」、「見学だけでなく体験もできてよかった」等といった感想があり、学生たちは奈良の文化と歴史の理解に資する文化的な一日を過ごしました。