本学は、昨年４月に開設されたインドネシアオフィスに続き、タイのカセサート大学工学部キャンパス内に海外教育連携拠点を開設することになり、３月９日に開所式が挙行されました。

　同大学は、１９４３年に創立された同国を代表する研究大学の一つであり、本学は、２０１０年３月に学術交流協定を締結して以来、同大学から６０名の学生を受け入れてきました。そのうち２６名が入学し、これまで１４名が修士、８名が博士の学位を取得しています。また、同大学に招へいされた本学の教員による最先端の研究に関する講義や、同大学の教員との共同研究、国際学会での共同発表や国際学術誌への共著論文の投稿など積極的に交流を進めてきました。

　開所式には、本学より小笠原直毅学長、片岡幹雄理事・副学長、情報科学研究科の松本健一教授、尾形里加国際課長、橋田 力国際展開マネージャーが出席し、同大学からは、チョングラック・ワチャリンラト（Chongrak Wachrinrat）学長代行、プチョン・ウチャヨパス（Putchong Uthayopas）副学長代行（ＩＴ担当）、ピーラユス・チャーンセティクル（Peerayuth Charnsethikul）工学部長、パッタラ・リーラプルテ（Pattara Leelaprute）講師ら多数の関係者が出席しました。また、開所式の後、本学との更なる教育研究連携の可能性やタイオフィスの役割などについて意見交換がなされました。

　今後は、インドネシアオフィスとともにアジアの拠点として、留学生の募集と選考、協定校との連携、また修了生（同窓生）とのネットワークを深化させるといった、教育研究のグローバルな展開を目指しています。

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