イベント報告 2017/08/18
平成29年8月1日(火)から18日(金)にかけて、奈良県下の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校の生徒を受け入れ、ラボステイスタイルで生徒の教育指導を行いました。
SSHとは、文部科学省が科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、理数系教育に関する教育課程の改善に資する研究開発を行う事業で、平成14年度から実施されています。
今年度は、西大和学園高等学校、奈良県立奈良高等学校の生徒を受け入れ、各校の生徒の希望をもとに、テーマごとに3日間程度の研究室体験を実施しました。高校生にとって魅力的と思われる24のテーマを通じ、本学で行われている最先端の研究に触れ、教員や学生の指導のもと、その原理を学びました。ワイヤレス給電システムについて学んだ学生は「教わったことから発展できる内容は多く、問題点も多いので大変」と話しながらも、充実した様子を見せていました。
理系離れが進む中、高校生が大学院レベルの最先端の研究現場に触れることで、将来の研究者や大学教員の育成につなげていければと考えています。