イベント報告 2018/05/17
5月13日、滋賀への留学生見学旅行を実施しました。見学旅行は、日本の文化や歴史に触れて知見を広め、留学生同士の交流を深める事を目的とし、毎年実施しています。
留学生37名は、まず陶芸体験に参加しました。信楽焼は13世紀以来の歴史を誇る伝統工芸として、狸の置物で有名です。日本語の「たぬき」が「他(た)を抜く」と洒落て、商売繁盛のシンボルとなったことも紹介されました。留学生は講師の指導に従い、集中して茶碗や皿作りに取り組みました。
続いて一行は、国宝・彦根城を訪問しました。多くの城が戦火や災害で姿を消す中、当時のまま残っている貴重な城です。天守の最上階からは、彦根の街並みを眺めることができました。留学生は、鉄砲狭間の小窓を興味深そうに観察し、戦国時代の面影を残す城内を楽しみました。
最後に、彦根城内の玄宮園を訪問。彦根城を借景とする美しい大名庭園を鑑賞しました。その後、散策やお店巡りなど、各々自由時間を楽しみました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、留学生からは「日本の歴史や文化を知ることができた」「築城当時の姿が興味深かった」「新しい友達ができた」など、大変好評を博しました。留学生同士の交流も活発に行われ、大変意義のある旅行となりました。