イベント報告 2018/06/18
6月10日(日)に、本学学生28名(うち留学生21名)と職員3名を含む31名が、文化活動行事の一環として法隆寺、西大寺及び平城宮跡を見学しました。
本行事は、文化活動の一環として、日本の文化・歴史を学び、研究者や科学技術者である前に、人間として備えておくべき倫理観等の涵養を図るために実施しているものです。
最初に訪れた法隆寺は、聖徳太子が飛鳥時代に建立され、1400年に及ぶ輝かしい伝統を現代に伝える世界最古の木造建築であり、世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫である法隆寺を日英両言語によるガイドの案内で見学しました。
次に、西大寺の見学では、顔よりも大きな器で、お茶を回し飲みする大茶盛式を体験しました。寺伝によると大茶盛式は、叡尊上人が八幡神社に献茶した余服を民衆に振る舞ったことに由来する伝統行事であり、800年近く連綿と受け継がれてきた宗教的茶儀です。
さらに、平城宮跡では、発掘調査で判明している基壇や当時の文献などから忠実に復元した平城宮の正門にあたる朱雀門、及び平城宮跡の魅力を学べる平城宮いざない館を見学しました。
参加した学生からは、「楽しみながら歴史が感じられた。」、「見学だけでなく体験もできてよかった。」等といった感想があり、奈良の文化・歴史の理解に資する文化的な一日を過ごしました