イベント報告 2019/06/24
4月10日(水)、本学研修ホールにおいて、第17回"NAIST Tea Time"を開催しました。本イベントは、本学スーパーグローバル大学創成事業構想に基づき、異文化混在グローバルキャンパスの充実を図るため、CISSが核となり、様々な文化的背景を持つ本学の教職員及び学生に、相互理解を深める機会を提供しているものです。
今回は、本学にも多数在籍しているイスラム教徒にスポットを当て、本学全体で理解を深めることを目的に、学外よりお招きした大阪茨木モスク・ディレクターのMohsen Shaker Bayoumyさんと、本学留学生のMd. Rejaul Karimさんが、イスラム教の歴史や文化、イスラム教徒の生活、お祈り、食べ物、服装などを、イスラム教徒の視点から紹介しました。
まず、Mohsen Shaker Bayoumyさんがイスラムという言葉の意味やイスラム教の基本的な教え、アッラーという存在やムハンマドという預言者について説明を行い、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。
次に、リフレッシュメントとして、バングラデシュでよく食べられているお菓子のニンキ、デーツ、キールモホン等が振る舞われました。これらの食べ物にあまり馴染みのない参加者は、取り分けや配布を仕切ってくれた本学留学生の奥様達に原材料について質問したり、感想を述べたりするなど、参加者同士で会話が弾んでいる様子が伺えました。
その後イスラム教に関する質疑応答の時間が設けられ、事前に受け付けた質問に加え、当日参加者からあがった疑問に、Mohsen Shaker Bayoumyさんが丁寧に回答しました。
最後に、本学の留学生であるMd. Rejaul Karimさんがイスラム教徒の生活について説明し、参加者は普段のイスラム教徒のお祈りの方法や食べ物、服装について、正しい知識を得ることができました。
今回のイベントでは、参加者約60名が集い、参加者たちがイスラム教に対する理解を深め、また、身近に感じる貴重な時間となりました。