イベント報告 2019/08/09
7月22日(月)、本学研修ホールにおいて、第18回"NAIST Tea Time"を開催しました。本イベントは、本学スーパーグローバル大学創成事業構想に基づき、異文化混在グローバルキャンパスの充実を図るため、留学生・外国人研究者支援センター(CISS)が核となり、様々な文化的背景を持つ本学の教職員及び学生に、相互理解を深める機会を提供しているものです。
今回は、日本の夏の風物詩である盆踊りをテーマに、生駒市内で活動されている河内音頭生駒榮会の踊り手8名をゲスト講師にお招きし、河内音頭をご披露、ご指導いただきました。また、着付け師である本学職員の富永弥生さんにご協力いただき、留学生らがイベント開始前に浴衣の着付けを体験しました。
イベントではまず、CISSのキング・ロバートUEAが、日本のお盆や盆踊りの由来について説明しました。次に、河内音頭生駒榮会の会長である井元英和さんより、河内音頭の概要説明とメンバー紹介が行われました。参加した留学生にも理解してもらえるよう、キングUEAが随所で日本語から英語への同時通訳を行いました。
説明の後、いよいよゲスト講師たちが円になり河内音頭を披露すると、参加者たちは間近で見る盆踊りに見入っていました。
ゲスト講師による実演が終わると、講師と参加者が交互に並んで輪を作り、一緒に踊りながら振り付けを指導してもらう形で練習が行われました。艶やかな浴衣を身にまとった参加者たちが輪に加わると、ゲスト講師の衣装姿と相まって、場がいっそう華やかになりました。参加者たちは何周か練習を繰り返すうちに振り付けを覚え、全員で盆踊りを披露する時間には、隣のゲスト講師たちの動きを見なくても各々が音楽に合わせて踊れるほど上達していました。
最後に、リフレッシュメントとしてところてんと麦茶が振る舞われました。ゲストと参加者は、ところてんのつけだれである黒蜜、きなこ、三杯酢の3種類から好みの味を選び、踊りで火照った身体を休めながら歓談していました。
今回のイベントでは、学内外から約30名の参加者が集いました。地域住民である河内音頭生駒榮会の皆さまや富永さんの協力の下、盆踊りや着付けを体験することで、日本の夏の伝統文化について理解を深める貴重な機会となりました。