イベント報告 2022/01/27
1月19日(水)、令和3年度海外SD(スタッフ・デベロップメント)研修報告会を対面とオンラインを組み合わせたハイブリッドで開催し、約50名(うち現地参加20名)の職員が参加しました。
海外SD研修は、大学院教育の国際化を組織的に推進するために、事務系・技術系職員が海外の大学で語学研修、調査、討論等を経験することにより、国際的な素養、総合的な企画力を向上させることを目的として、平成19年度から実施しています。
新型コロナウイルス感染症の影響で海外渡航が制限されたため、初めてオンラインで実施した今年度は、米国のハワイ東海インターナショナルカレッジのプログラム(10月26日~11月5日)に2名、オーストラリアのマッコーリー大学のプログラム(9月~12月にかけての4日間)に1名の職員が参加し、講義や現地職員・学生へのインタビュー等を通じて研修参加者それぞれが設定したテーマについて調査し、その成果を研修最終日に発表する実践的な研修プログラムを実施しました。
報告会では、研修参加者から、それぞれの研修テーマであるLGBTQ+の学生への支援の取組、日本とハワイの学生支援業務の比較及び学生募集戦略等に関する調査結果について報告がなされました。また、オンライン形式の研修について、通常業務と並行して参加できるなどの利点がある一方、自分以外の研修参加者のリアクションがわかりにくいといった課題も提示されました。続いて行われた質疑応答では、塩﨑一裕学長をはじめ、理事、職員から、研修で得た知見を実践するためのアイデアやオンライン研修の改善策などについて質問がありました。
最後に、渡邉五郎理事・事務局長から、オンラインという制約の中で業務改善につなげうる知見を得た3名の研修参加者への賛辞とともに、現地で人々と直接会話し文化に触れることでしか学べないことを、ぜひ来年度以降オンサイトで体感してほしいという激励の言葉が贈られました。