イベント報告 2023/08/31
8月28日(月曜日)、「パプアニューギニアの高校生との国際交流を通じてFURUSATOの課題に目を向けよう」をテーマに、奈良先端大で標記のワークショップが開催されました。この催しは、情報科学領域ソフトウェア工学研究室のRaula准教授がパプアニューギニア(PNG)の出身で、そのご縁が架け橋となり、日本PNG文化交流会が主催し、本学が共催者となって実現したものです。
パプアニューギニアからは、ゲゾリ国立卓越高校の生徒たちが来日。県内外から集まった日本の高校生・中学生とともに、それぞれの国や地域、学校などで取り組むSDGs関連の活動を報告しました。
ワークショップでは、Google翻訳やオンライン上のミーティングツールであるPadletなどを使用することで、意見交換やアイデアの共有がスムーズに進み、ICTを活用したこれからの教育の方向性やスタイルが示されました。またブレイクタイムには、「健一自然農園」さんから自然農法によるお茶づくりのお話しをうかがうとともに、パプアニューギニアのバニラビーンズをブレンドした大和茶をふるまっていただきました。
最後の総括セッションには、Raula准教授もパネラーのひとりとして登壇。「SDGsが掲げる目標は一国にとどまらない世界的なテーマ。パプアニューギニアと日本の若者が同じ地球市民として課題に向き合い、交流を進める中でアイデアを出し合うことが大切」と、ワークショップの成果と今後への期待を述べました。