受賞 2024/04/30
令和6年春の叙勲受章者が4月28日に発表され、太田淳理事・副学長が紫綬褒章を受章しました。
紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して授与されるものです。
太田理事・副学長は、光電子工学の分野において、半導体技術の新機能イメージングデバイスへの展開及びバイオ・医療分野への応用に注力して研究開発を推進し、高機能CMOSイメージセンサ、人工視覚、脳内埋植型光電子デバイスなどの新機能創成における先駆的かつ顕著な業績をあげ、応用物理学会光・電子集積技術業績賞(林巌雄賞)、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ賞、映像情報メディア学会丹羽高柳賞功労賞をはじめ、数多くの学術賞及び功績賞を受賞し、応用物理学会フェロー、IEEE Fellow等の称号を付与されています。また映像情報メディア学会理事、応用物理学会評議員・代議員、BioCAS組織委員等の国内外の学会・ジャーナルの要職を歴任するなど、半導体技術のバイオメディカル応用展開を通じて科学技術の推進に著しく貢献してきました。本学においては、国内外の大学院生や若手研究者の教育に力を注ぎ、次世代研究者の育成に多大な貢献を果たしたほか、学長補佐、物質創成科学研究科長、物質科学教育研究センター長、先端科学技術研究科物質創成科学領域長を歴任し、現在は理事・副学長として管理運営に寄与しています。この度、これらの功績が高く評価され、令和6年春の紫綬褒章の御受章が決まりました。
【主な略歴】
昭和58年4月 三菱電機株式会社(~平成10年3月)
平成10年4月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科助教授(~平成16年9月)
平成16年10月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科教授(~平成30年3月)
平成25年4月 奈良先端科学技術大学院大学学長補佐(全学教育担当)(~平成27年3月)
平成29年4月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科長(~令和3年3月)
平成30年4月 奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科教授(~令和6年3月)
平成30年4月 奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科物質創成科学領域長(~令和3年3月)
令和3年4月 奈良先端科学技術大学院大学理事・副学長(~現在)
【主な受賞歴】
平成8年4月 科学技術庁「注目発明賞」
平成8年4月 (財)新技術開発財団「市村産業賞貢献賞」
平成13年5月 (社)発明協会「全国発明表彰発明賞」
平成17年11月 日本真空協会「第30回真空技術賞」
平成19年5月 (社)映像情報メディア学会 「丹羽高柳賞 論文賞」
平成21年3月 (社)応用物理学会 「光・電子集積技術業績賞(林厳雄賞)」
平成24年5月 (一社)映像情報メディア学会フェロー
平成26年9月 (公社)応用物理学会フェロー
平成27年5月IEEE SSCS Japan Chapter 「Academic Award」
平成29年5月 IEEE SSCS Japan Chapter 「Academic Research Award」
平成30年3月 (一社)電子情報通信学会 「エレクトロニクスソサイエティ活動功労表彰」
平成30年9月 (一社)電子情報通信学会「エレクトロニクスソサイエティ賞」
令和元年6月 (公社)日本生体医工学会「平成30年度日本生体医工学会論文賞・阪本賞」
令和3年1月 IEEE Fellow
令和4年6月 (一社)映像情報メディア学会「丹羽高柳賞 功労賞」
令和5年7月 (一社)映像情報メディア学会「論文編集功労賞」