イベント報告 2024/06/18
6月14日(金曜日)、奈良県が主催する標記のイベントが奈良女子大学記念館で開催されました。
この「ヤング・イノベーション・プロセス(IYP)」は、奈良県の大学院生、大学生、高専生、高校生、留学生などを対象にした、新しいタイプの交流型レジデンス(学生寮)の整備構想です。居住する学生同士に加え、企業やスタートアップとの交流を通じて、多様な学びやイノベーションの創出を促そうとするものです。レジデンスは県内の三宅町に建設が予定されており、学生の居住エリアとともに、企業やスタートアップの拠点スペースや交流のためのインキュベーションエリアなどが設けられます。
本学も構想のコミュニティーメンバーとして参画する関係から、塩﨑一裕学長が山下 真・奈良県知事らとともにパネルディスカッションに登壇。学長からは、「居住」の形態にとどまらず、研修利用や短期の宿泊など、柔軟な対応をすることで、施設の利用価値や産み出す効果がいっそう高まるのでは、との提言がなされました。
会場には国の機関をはじめ、民間各社からも多数の関係者がつめかけ、プロジェクトへの期待や意欲が表明され、これらの意見も踏まえながら今後、構想が具体化されていきます。
学生・企業・スタートアップが「ともに住みながら成長する」-全国でも珍しい取り組みの進展が期待されています。