イベント報告 2024/10/18
10月3日(木曜日)、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にて標記のイベントが開催され、本学の塩﨑一裕学長が、EXPO内のスタートアップフェス会場で行われたパネルディスカッションに参加しました。
京都スマートシティEXPOは、スマートシティに関する技術・サービスの紹介やビジネス交流を目的に開催されるもので、今回で11回目。とくに今年は、けいはんな地区が「ポスト万博シティ」に指定されたことから、塩﨑学長が運営協議会の座長を務める「けいはんな万博2025」に関連する企画展示も行われました。
パネルディスカッションには学長を始め、世界各国の大学・研究機関でイノベーションの創出やスタートアップ支援に携わる専門家が登壇し、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の鈴木博之代表取締役副社長の司会のもと、それぞれの取り組みの紹介や意見交換が行われました。
塩﨑学長からは、GAPファンドなど、大学の研究成果を事業化するための最近の国の取り組みに加え、今後、国立大学の研究環境改善にも支援があれば大学発スタートアップはさらに増加するとの指摘と共に、ATRを中心に構築されてきた国際的なディープテック・イノベーションネットワークへの期待などが話されました。海外のパネリストからは、豊かな歴史・文化を有する関西は、イノベーションの源泉となる自由な発想やエネルギーに溢れた人が多いなど、独自の視点による指摘もあり、今後に向けて期待が高まる場となりました。
なお、パネルディスカッションの冒頭で、ATRと本学の間で、「イノベーションの創出のための連携に関する覚書」の調印セレモニーが行われました。この覚書は、2009年に締結した包括連携協定をさらに前に進めるもので、鈴木副社長と塩﨑学長が握手を交わし、イノベーション創出に向けた産学官の共同研究や、社会実装のための協働、担い手となる人材の育成・活用などを互いに確認しました。
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