2008/07/15
【概要】
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科では、これまで行ってきた生駒市先端科学技術体験プログラムやNAISTサイエンス塾、出 前講義などの地域教育連携事業を体系化し、本学の大学院生主導による実習プログラムを小・中学校や自治体へ提供するアカデミックボランティア教育を今年度 から実施いたします。このアカデミックボランティアでは、提供先をホームページ上で公募するという、おそらく全国で始めての試みを通して実習プログラムを 企画することにより、これまで以上に地域貢献に取り組みます。また、ボランティアの参加学生も情報科学研究科全体から募集し、アカデミックボランティアの 参加時間が一定条件を満たした学生には単位認定を行うことにより、ボランティアと教育の両立を目指します。
学生がアカデミックボランティアに参加 し地域貢献を行うことで、研究者・技術者としての社会的な責任感を身につけさせ、"教える"ことによって広い視点や実践的知識、コミュニケーション能力を 養うことを目指します。また、本学において開かれた大学院/生涯教育拠点の形成を図ります。
初年度となる今年度の実習は、4件のプログラムを予定(実習申込みは既に締め切っています)しており、その中の一つのプログラムが、以下の日程・場所で開催されます。
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[日時] 平成20年7月24日(木)9:00~12:00〔雨天決行〕
[場所] 奈良学園登美ヶ丘中学校(奈良市中登美ヶ丘3丁目15-1)
[対象] 中学一年生35名(1クラス全員)
[当日の提供プログラム]
下記2つのプログラムを、1クラスの半分ずつ(約18名ずつ)に提供
A. デジタルカメラの秘密を知ろう! B. バーチャルスタジオ体験講座 (動画像処理)
[本学からのボランティア参加学生(予定)]
テーマA: 5名、テーマB: 7名
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【本プレスリリースの内容に関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教 橘 拓至
TEL: 0743-72-5352、FAX: 0743-72-5359、携帯: 090-4407-1231、E-mail: takuji-t@is.naist.jp
【取材に関する問い合わせ先】
奈良先端科学技術大学院大学 教育研究支援部 企画総務課 広報渉外係
TEL:0743-72-5112、FAX:0743-72-5011、E-mail:s-kikaku@ad.naist.jp
【目的・狙い】
・地域貢献を通して大学院生の研究者・技術者としての社会的責任感を育成
・学生自身が"教える"ことによって、広い視点や実践的知識、コミュニケーション能力を養う
・開かれた大学院/生涯教育拠点の形成
【アカデミックボランティアに関するホームページ】
http://isw3.naist.jp/IS/academic-volunteer/
【当日の提供テーマ概要】
A. デジタルカメラの秘密を知ろう!
USBカメラ、アルミホイル、紙箱を使ってピンホールカメラを作成し、デジタルカメラの仕組みを理解する実習です(図1参照)。作成したカメラは、自宅や学校のパソコンでも使用することができます。
B. バーチャルスタジオ体験講座 (動画像処理)
バーチャルリアリティ技術を用いて作成されるバーチャルスタジオの仕組みを学びます。実際にコンピュータを利用して人体モデルを作成し、それらの人体モデルを利用したバーチャルスタジオの体験を行います(図2参照)。
【補足説明】
ア カデミックボランティアは、文部科学省事業「大学院教育改革支援プログラム」に採択された本学教育プロジェクトの一環として活動を行っています。平成19 年度分の「大学院教育改革支援プログラム」には、国公私立大学154大学から355件の応募があり、61大学126件が採択されました。