2010/01/20
【概要】
文部科学省の「グローバルCOEプログラム」は、我が国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の研究基盤の下で世界を リードする創造的な人材育成を図るプロジェクトです。これは、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援することにより国際競争力のある大学づく りを推進することを目的にした競争的資金で、平成19年度から文科省が公募しています。初年度は、バイオサイエンス分野で55件の応募申請から13件が採 択されました。選ばれた大学の拠点には大学院生の経済的支援や若手人材育成、国際連携教育などに使う資金として、5年間にわたり毎年、拠点あたり2億 円~5億円が提供されます。この結果、3年目を終えようとしている現在までに、各拠点の特色を活かしながら多彩な活動を展開することができました。
し かし、9月に新政権が発足し一連の事業仕分けが実施される中、GCOE予算に対しても厳しい方針が決定されました。それに対し「生命科学」拠点リーダー一 同は、平成21年11月30日にこのプログラムのこれまでに果たしてきた役割や、成果等をアピールし、国民の皆様のご理解とご支援を強く要請しました。活 動をさらに強力に推進し、拠点間同士の情報共有と交流を深めてゆくことが今後ますます重要になってきていると思われることから、「生命科学」分野では全 13拠点のネットワークを形成し、昨年2月に東京大学において第1回のネットワークフォーラムを開催しました。
引き続き拠点間の情報共有と交流を 深めていくために、下記の通り第2回ネットワークフォーラムを開催する運びになりました。各拠点での成果や問題点、改善点などの発表、若手育成と交流を 狙ったポスターセッションなど、生命科学系拠点がグローバルCOEプログラムを通じて取り組んでいる事業や、各拠点間の交流の状況について、知っていただ ける貴重な機会となりますので、ぜひご参加いただけますようご案内いたします。
【日時】平成22年2月21日(日)
フォーラム:13時―18時
懇親会(要事前申込):18時15分―19時30分
【場所】メルパルク京都 6階会議室C, D (JR京都駅前東側、駅より3分)
【概要】1.生命科学系拠点リーダーによる状況報告 各拠点12分
2.パネルディスカッション 1時間30分
テーマ 教育研究グローバル化の問題点
COEの今後 次への対策
キャリアパス など
3.若手研究者のポスター発表
【担当】第2回生命科学系GCOEネットワーク・フォーラム実行委員会
阿形 清和(京大)、柳田 敏雄(阪大)、島本 功(奈良先端大)
事務担当:奈良先端科学技術大学院大学グローバルCOEプログラム
フロンティア生命科学-生物の環境適応と生存の戦略-
拠点リーダー 教授 島本 功
【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 植物分子遺伝学講座
教授 島本 功
TEL 0743-72-5500 FAX 0743-72-5502
E-mail bs-coe@bs.naist.jp_